日本キリスト教団東中国教区鳥取県西部地区被災情報 10/17 情報提供境港教会牧師 草地大作師
 ここ数日間は、ずっと兵庫教区から来られた方々と行動を共にしていました。また、その間、当東中国教区からもボランティアや視察団が続々と来てくださり、ちょっと孤独感を味わっていたわたしにとっては大きな励みとなりました。また、西中国教区の先生方もボランティアに来てくれました。ご支援とお祈り、本当にありがとうございました。

この度の地震、わたしもはじめの感覚の中で、被害は少ないだろう、と高をくくってしまっていました。動きが遅くなり、また適切な情報を発信できなかったことを心から悔やんでいます。しかし、過ぎた時間のことをどうのこうの言っても始まらないので、被災地で今からできることを探しながら、じっくりと支援体制を整えていきたいと思います。

まず、西伯のボランティアセンターからの情報では、現在のところ、瓦礫の撤去やビニールシート張りといった緊急的なボランティア活動はほぼ終了とのこと。これからの支援は、できるだけ地元の役場や社会福祉協議会委員、地元のボランティアを中心に行っていきたいとの意向で、県外からのボランティアは、今日の時点で一人もいなくなったそうです。わたしは、ここの活動に中心的に参加していたので、今後は地元だけでやっていくという決定に、少々のうれしさと、少々の心配があります。まあ、わたしは県内の住人ですので、ちょこっとずつ様子は見に行こうと思っていますが。

西伯とは異なって、日野のボランティアセンターはもう少し長いスパンで活動を継続される見込みとのこと。つまり、県外からのボランティア(ただし、日野の施設に宿泊せず、その日の内に帰ることのできるような方)にも協力してもらいながら、被災した方々からのニーズを聞き出して対応にあたるということです。ただし、この情報も、明日には旧いものになっている可能性があります。被災地の状況は、どこでもそうかも知れませんが、非常に流動的なのです。
実際に、西伯と比べるとこの地域の被害はさらにひどく、黒坂、下榎と呼ばれる小さな集落では、町のほとんどの家が、ブルーシートを屋根にかけています。5年前の神戸を思い出します。半数近くの家が注意判定もしくは危険判定で、まっすぐな家はほとんどありません。今なお避難所で眠れぬ夜を過している方々、特に高齢者がおられます。今日、日野にある黒坂小学校の校庭に建てられた仮設住宅を見てきました。この度の震災被災者が、仮設住宅を出られるのはいつのことになるのだろうと思いました。このメールを打っている今も、少し大きめの余震がありました。こんな状態で、本当に鳥取県西部地震は終わったのでしょうか。どんどん追い込まれ、どんどん見放されていくような気がします。どうぞ、忘れずにお覚えください。

いずれ、皆様方の教会・伝道所などに、教団社会委員会から全国募金のお願いが届くだろうと思います。有珠山、三宅島、東海と全国募金が続いていますが、どうぞご協力をよろしくお願いします。